11 Jun 2009

new transportation deviceof transformative people

 リニアモータカーが一県一駅なんて馬鹿げた話である。

 発表をしたJR東海が、ではない。そこに圧力をかけた地方自治体が、である。リニアモータカーにおける最大の期待は人々の移動が活発化されることにより、生活のトランスフォームが日常になるということである。決して地域振興ではないのだ。というより、地域振興を夢見ていても現実的に厳しくないかと思うわけ。

 新幹線開通と同じ土俵で考えれば、新幹線は高度経済成長期から現在に至るまでも、日本の発展を象徴されるほどのものになっているし、リニアモータカー開通も¨夢の超特急開通¨として、最初の5年くらいは注目されるかもしれないし、観光客が増え地域振興に繋がるかもしれない。しかし、そうではない。リニアモータカーの比較対象として新幹線ということ自体が無能なのだ。リニアモータカーはもっと21世紀型人間の新たな移動手段としてのアイデンティティを確立すべきだ。その上で、地域振興のためには、新幹線をもっと有効活用するべきじゃないか。速効的な実現可能性はわからないし、賛否は別にしてもETC土日1000円のようなアクションは効果を生む。

 新幹線は直接的な生活インフラとして使用するのか、ある種観光などを目当てにしたスタイルでも良いかもしれない。それはわからない。ただ、結局なにが言いたいかというと、リニアは新幹線の続きでも比較対象でもないということ。

 どちらにしろ早く待ち遠しい!!

リニアの駅は「沿線各県に1つずつ」 JR東海が表明(asahi.com, 2009/06/08)

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