先日行ってきた「六本木クロッシング2010:芸術は可能か?」展に関して少し書きたいな、と思ったのだけれども、色々と好きなアーティストさんが多いせいか褒めるばっかになっちゃうから長く書くのは自粛したいと予め宣言しておこうと思う。
そもそも「六本木クロッシング」は、森美術館で3年に1度開催される日本のアーティストやクリエーターを紹介するシリーズ展であり、森美術館企画の中でも好きなシリーズなんだけれども、特に今回は森美の近藤キュレーターの他にゲストキュレーターとして参加しているのが、窪田研二さんや大阪大学の木ノ下さんってこともあり、ストリートアート、限界芸術みたいに語られる分野がかなりフィーチャーされていたことは、個人的にはかなりテンションが上がった。所謂、限界芸術と言われるコンテンポラリー・アートがああやってホワイトキューブの中でパブリック(と言っても美術館という限られた場所に来る創造階級)に対して、見せることは作る側にも見せる側にも見る側にも全ての面で大きな意味を持つと思っているから、今回のような展示は大好き。
今回のサブタイトルにもある"芸術は可能か?"というダムタイプの古橋悌二の言葉から取ったと言うけど、この言葉に全てが詰まっているのもすごく感じる。そして、それがきちんと全ての作品から見えていることが良かった点だと思う。
その上で、大好きなChim↑Pomの新作はやっぱり良かったし、志賀理江子さんだったり、HITOZUKIや青山悟とかもやっぱり素晴らしい作品で、初めて知った相川勝さんやRogus's Galleryとかもすごくクールだった。もちろん森村泰昌さんは圧倒的な存在感があるしさ。
他にも、今回は写真撮影をフリー(一部以外)にしたことはこの国で画期的だし、まあ若手だったから出来たって言うのも関係しているのもしれないけど、そういういろんな点を含めて、今回の企画展は自分の中でも気に入った1つになった、かな。ということで写真を何枚か。
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